正社員と副業(個人事業主)を5年間両立してきた働き方

私の1日の流れはゆっくりスタートで、大体11時くらいから稼働スタート。
本業が落ち着いた時間に副業を進めたり、副業のミーティングがある日はそちらを優先して、その後に本業を進める、という順番になることもありました。
「本業と副業を完全に切り分ける」というよりは、日によってバランスを変えながら柔軟に切り替えるスタイルで、気づけばこのリズムが習慣化していました。
副業の内容は本業と同じ経理に加え、ライターやWebデザインなど。
同じ業種と異なる業種の両方を経験することで、得られるものも大きく違っていました。
会社員+副業(個人事業主)のメリット5つ

収入の柱が増えて安心感がある
副業だけで生活費をまかなえた月もあり、収入面の安心感は大きなメリットでした。
「もし本業で何かあっても大丈夫」という余裕は、精神的な支えにもなります。
マルチタスクに強くなった
本業と副業のタスクを切り替えることが日常になり、優先順位付けや効率的な働き方が自然と身につきました。
スキルや経験の幅が広がる
本業と同じ内容の副業では知識を横展開でき、新しい職種や未経験ジャンルでは新しいことに挑戦する行動力が鍛えられました。
人脈やチャンスが広がる
副業を通じて新しい出会いや繋がりが増え、本業だけでは得られないチャンスに触れることができました。
職種によって繋がれる人脈も違うため、常に新鮮に関われることも。
本業にもプラスの効果がある
副業で身につけた効率化の工夫や新しいスキルが、本業の仕事に役立つこともありました。
新しく立ち上がった本業の部署で副業で培った知識と経験が活きることもありました。
会社員+副業を両立して感じたデメリット

睡眠時間を削って体調不良に
副業を始めた頃はとにかく仕事を継続的にもらいたいがために、詰め込みすぎて、睡眠時間を削る生活に。
結果的に体調を崩し、本業にも副業にも悪影響を与えてしまいました。
税金や手続きの負担
確定申告や経費管理など、初めてのことばかりで戸惑いました。
特に初年度は「こんなにやることあるの!?」と驚きました。代わりに税金の知識や知りたいと思える原動力が増えましたのでメリットに近いかもしれません。
私は開業当初からクラウド会計freeeを使っていました。副業専用口座やクレカを登録しAPI連携すると自動で明細を読み込んでくれるためとても便利。
自動登録ルールで仕訳設定を登録したことで毎月の手間も減りました。
本業とのバランス調整が必要
副業のスケジュールが優先になると本業の進行に影響することもあり、調整力と責任感が必要でした。
どちらも成果を上げるために仕事を行う上で、調整ミスや日程スケジュール、また上記で掲げた睡眠時間を考慮しながら常に気をつけていました。
会社員と副業を無理なく続けるコツ
- 無理をしない範囲で働く
- タスク管理ツール(Notionやスプレッドシート、Googleカレンダー)を使って時間とお金を可視化する
- 健康管理は第一に
一人で抱え込みすぎないこと、リモート副業だと尚更報連相が大事。それが長く副業を続けるコツだと思います。

これから会社員で副業を始めたい人へのアドバイス

副業を5年続けてきて強く思うのは、「副業といえども相手は人。成果を出して初めて次につながる」ということです。
単発で終わらせず継続的にお仕事をいただくためには、契約相手が何を求めているのかを理解し、それに応える成果を出すことが大切だと実感しました。
また、収入はどうしても波があります。波を作らない仕組みを作ることも大事ですが初めのうちはうまくいかないもの。
そのたびに一喜一憂しているとメンタルが削られてしまうので、長い目で見て淡々と積み重ねる意識があると気持ちがラクになります。メリハリが大事です。
まとめ|会社員と副業の両立は「続けられる形」を見つける
5年間続けてきて私は「やってよかった」と心から思います。
ただし、体調や時間の負担も大きいので、万人に合う働き方ではありません。
これから挑戦する人は、まずは小さく始めて「続けられる形」を見つけるのがおすすめです。